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熊本市の住宅ローン金利まとめ!注文住宅に欠かせないローン選びのポイント

 

 住宅を購入するさい、ほとんどの人がお世話になる住宅ローン。住宅ローンは土地取得費、本体工事費に加え、外構や太陽光発電の設置などの別途工事費、さらに設計管理費やオプション費用、契約等に必要な諸費用の支払に充てることができます。

 これから住宅の購入を検討している方の中には、どのような内容かが気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そこでこの記事では、熊本市にある金融機関の住宅ローンをご紹介していきたいと思います。

熊本市の地方銀行の住宅ローン

・肥後銀行

 熊本県内で住宅ローンシェアトップクラスを誇る銀行です。

2025年4月1日(火)から2026年3月31日(火)まで

<変動金利>

手数料定率型(借入金額×2.2%)手数料定額型(55,000円)
年1.000%~(変動金利選択中は基準金利からずっと年▲2.125%)年1.175%~(変動金利選択中は基準金利からずっと年▲1.950%)

<固定金利>

 手数料定額型(55,000円)
当初3年固定年1.750%~
当初5年固定年1.800%~
当初10年固定年2.050%~

条件は以下の通りです。

①必須条件である給与振り込み・アプリのダウンロード・ダイレクトバンキング契約の3つに加え、クレジットカードの申し込み・肥後銀行のJCBデビット申し込み・カードローン申し込み・マイカーローンや教育ローンなどの無担保ローンの申し込み・NISAまたは投資信託契約の6つの項目のうち2項目以上を申し込むこと。

②九州電力の「オール電化住宅」であること、西部ガス等の「ホットメリット住宅」であること、太陽光発電システムがある住宅の購入であること、GX志向型住宅を満たす住宅の購入であること、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準に該当する住宅の購入であること、認定長期優良住宅の購入であること、認定低炭素住宅の購入であること。

 このように、住み続けられるまちづくりなどのSDGsの目標達成に向けて、住宅性能も条件に入っています。

 なお、②の性能条件を満たさない場合は上記金利に+0.05%が上乗せとなります。

また、このプランの他にも「親子2世代プラン」「リバースモーゲージ型ローン」「ひごフラット35」など、多彩なプランが取り揃えられています。

出典:肥後銀行 住宅ローン商品ラインナップ

・熊本銀行

 がんと診断された場合に住宅ローン残高が0円となることに加え、100万円の一時金が支給されるがん保証プランがあるなど、団体信用生命保険が充実しています。

 取り扱う住宅ローンの種類も多く、年収等の条件を満たした方向けに金利が優遇される「プレミアム住宅ローン特別金利」や、金利変動リスクの影響を受けない「全期間固定金利住宅ローン」などのプランを取り揃えています。

プレミアム住宅ローン

2025年5月1日~5月30日お借入れ分(適用金利等)

<変動金利型>

融資手数料型:1.125%

保証料一括型:1.175%

保証料内包型:1.375%

<固定金利型>

 融資手数料型保証料内包型
固定金利型2年 (当初2年間)年1.60%年1.85%
固定金利型3年 (当初3年間)年1.65%年1.90%
固定金利型5年 (当初5年間)年1.70%年1.95%
固定金利型10年 (当初10年間)年1.95%年2.20%

<全期間固定金利型>

 融資手数料型保証料内包型
全期間固定金利型20年年1.90%年2.20%
全期間固定金利型25年年2.30%年2.55%
全期間固定金利型35年年2.45%年2.70%

出典:熊本銀行 熊本銀行の住宅ローン

熊本市にあるそのほかの金融機関の住宅ローン

家づくりノウハウ

・九州労働金庫

 借入日の金利を適用する金融機関が多い中、申込日と借入日時点のどちらか低い金利を適用できます。

<変動金利型>

借入後の適用金利は半年ごとに変動します

手数料金利種類新規金利最大引下後金利通常金利
定額型変動金利型年1.40%年0.80%年2.875%
定率型変動金利型年1.15%年0.55%年2.875%

<上限金利設定型>

特約期間中は、設定された金利以上には上昇しません。

手数料金利種類新規金利最大引下後金利通常金利
定額型上限金利設定型・当初金利年1.55%年0.95%年3.45%
上限金利設定型・上限金利年2.75%年4.20%

<固定金利選択型>

手数料金利種類新規金利最大引下後金利通常金利
定額型固定金利選択型3年年2.05%年1.45%年3.50%
5年年2.15%年1.55%年3.65%
10年年2.45%年1.85%年3.95%

<全期間固定金利選択型>

金利は返済完了まで一定です。

手数料金利種類新規金利最大引下後金利通常金利
定額型全期間 固定金利選択型15年以内年2.85%年2.25%年4.05%
20年以内年2.85%年2.25%年4.15%
25年以内年2.85%年2.25%年4.25%

出典:九州労働金庫 住宅ローン

・JAバンク熊本

 住宅の新築・購入・増改築、借換えなどに利用することができます。

地方銀行や都市銀行と比較すると、低金利や融資期間の長さ、三大疾病保障の付帯など、独自のメリットがあります。また、審査も比較的穏やかで、他行と比べると借入しやすい可能性があります。

 融資の対象になるのは、借入時年齢が18歳以上66歳未満、最終償還時満年齢が80歳未満、前年度税込年収が150万円以上、勤続年数が1年以上、融資期間は50年まです。

<金利>

固定変動選択型 当初10年年 1.850% ~ 年 3.950%
固定変動選択型 当初5年年 1.600% ~ 年 3.700%
固定変動選択型 当初3年年 1.550% ~ 年 3.550%
変動年 0.800% ~ 年 3.125%

出典:JA 住宅ローン

住宅ローンを選ぶときのポイント

・現在の金利だけにとらわれない

 住宅ローンは、金利が安く月々の返済額が抑えられる変動金利を選択する人が多く見受けられます。ただし、変動金利は経済の動向次第で上がるリスクがあり、この点に注意が必要です。特に自分ができるギリギリの返済額を設定している場合には、金利上昇によって住宅ローンが支払えなくなることもありえます。住宅ローンは金利が上昇した場合も想定した返済計画を立て、自分の状況と合わせて借りるプランを決めることが大切です。

・ボーナス返済をどうするか

 住宅ローンを設定する際、ボーナスを併用した返済計画を立てると月々の返済額は減り、返済がとても楽に感じられます。しかしボーナスはあくまで賞与であり、必ず支給されると約束されたものではありません。会社の業績が悪化した場合は、ボーナス支給額が大幅に減ったり、ボーナス支給そのものがなくなったりする場合もでてきます。ボーナス返済を利用する際は、ボーナスがこれからも安定して支給されそうかどうか、万が一減額や支給されなかった場合も対処できそうかどうかを考えて利用しましょう。

・無理のない返済負担率にする

 一般的に金融機関が設定している返済負担率は、年収の30~35%です。しかし、無理のない返済を考えるのであれば、額面収入でなく手取り収入で計算するのがおすすめです。その場合、返済負担率を25%以下にするのがおすすめです。

 借入金額は月々の収入からローン返済額を差し引いた金額で、生活ができるかどうかもよく考えておきましょう。無理なく借りられる範囲を明確にしておくと安心です。

・ライフプランも考えた返済計画にする

 住宅ローン返済額を多くしてしまい、後から支払いに困ることがないように、あらかじめ自分のライフプランを考えておきましょう。子どもの人数や子育てにかかる費用、教育費、両親や家族の介護など、家族が増えるのか、かかる費用はどのくらいかも予想してみましょう。

 また、退職のタイミングや退職後のキャリアや暮らしをどうしたいかも考えておくのがおすすめです。転職したい、起業したいといった場合は、さらに慎重に返済計画を立てた方がいいかもしれません。人生のどのタイミングでお金がかかるかがわかれば、返済の計画も立てやすくなります。そういった理由からも、住宅ローンを利用する前に、自分のライフプランを考えてみるのがおすすめです。

以上、熊本市の金融機関に住宅ローンを申し込むときのポイントについて簡単にまとめてみました。

今後お役に立つことがありましたら、幸いです。